バセンジーだもの★唯我独尊の犬との暮らし

バセンジー兄弟犬とのユーモラスな日常を書いています。

【ひとやすみ】吾輩は猫である。髭は、まだない…。

今日は、スフィンクスという種類の被毛のない猫のお話です。その名を麦(むぎ)と言います。

本日〈3月24日〉は、彼の命日です。

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彼は末っ子。

〈ホームズ&まさむね〉を迎えいれた
3年後…
麦は〈三男坊〉として、我が家にやってきた。

それなのに、
誰よりもはやく、せっかちに
風と共に去ってしまった君。

春風薫る、雲ひとつない青空の中
〈虹の橋〉を、ひとりで渡っていきました。

麦は
先住犬のバセンジー兄弟にひるむことなく
市民権を得るべく
果敢な挑戦を続けたファイトマン
小さな身体にも五分の魂。

麦と暮らし始める前は
ネコという動物には〈忍び〉のイメージがあった私。

ところが、予想に反して
その足音は、誰よりも大きくドンッという。
どこにいても居場所が分かるくらい
ニャァーと響きわたる鳴き声。
小さな身体からあふれる聡明なアピール。

それは、それは、堂々たるものでした。

〈むぎぃ~〉と呼ぶと
どこにいても、ものすごい勢いでかけてくる。

そして〈ニャー〉と、必ずこたえる。

寒がりの君の指定席は
デロンギの上か、テレビの上。

テレビの音を度々、大音量にするものだから
よく、かあちゃに
〈むぎぃー〉と怒られていたね。

そのたびに〈ニャッニャッ〉と言いながら
テレビから飛び降りて、駆けよってくる。

大きなエンジン音〈ブルンブルン〉と
喉を鳴らしながら、すり寄ってくる君に
とうちゃも、かあちゃも、メロメロ。

ツンデレと言われるネコなのに
イヌであるバセンジー兄弟より
ずっと人懐っこく、甘えん坊。

ネコがツレナイなんて、誰が言ったんだい?
ネコが気まぐれだなんて、誰が決めたんだ?

我が家は、あべこべ。

 

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誰よりも、にぎやかしかった君。

君とお別れするとき
ま・ホーたちは、気もそぞろだった。
君が横たわる箱の周りを
グルグルグルグル。

しまいには、バターになってしまうかと思ったよ。

君がいた場所をみあげては
〈あそこにいたのは、どこかに行ったの?〉
という眼差しを向けてくる。

麦が好きだった場所を花で彩る。
手を合わせる私の側で
神妙な顔をして、おすわりしていたま・ホーたち。

社交性はネコ一倍!お喋りなキミ。

ちょこまかと動きまわる君がいなくなって
めったに吠えないバセンジー兄弟の
パタパタパタと走る足音が聞こえる。
その日常だけが…ふたたび…残った。

静寂なリビング。

君がいなかった頃の
元の生活の場に戻っただけ。

それなのに
部屋のすみずみまで
君の存在が、痕跡が息づいている。

聴覚に届かない。
幻聴かな。今でも、君の声が聞こえてくるんだ。

あいてしまった穴は埋まらない。
誰にも、埋められないよ。
とてつもなく、さみしい。さみしい…。

小さな身体で
ビックな爪痕を残したね…〈麦〉。

 

お空で〈まさむね〉と会えたかな。
死後の世界では、麦がお兄さん。
やっぱり、あべこべだね。

キミとともに暮らした時間は
これからも、ピカピカに磨き上げて
携えていくからね。

旅は続くよ、私たちが生きている限り。
ありがとう。

2020.3.24(Tue)牡羊座新月、命日に。

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麦とバセンジー兄弟のファーストコンタクト
そのエピソードは
順を追って、記していく予定です。
 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

Kohyuzu(こうゆづ☆)

 

 #Basenji #Sphinx #あべこべ #毛が無い猫 
 #命日 #カナディアン・ヘアレスキャット