バセンジーだもの★唯我独尊の犬との暮らし

バセンジー兄弟犬とのユーモラスな日常を書いています。

シニア犬の今、ホームズのことを少し書いておこう

ご無沙汰しております。こうゆづ☆です。
2頭のバセンジー兄弟と15年と10ヶ月、一緒に暮らしてきた私の体験から感じるバセンジーの真実を、お届けしている最中ですが、本日は、現状のバセンジー兄弟について記しておこうと思います。

なぜ、過去の犬育て記録から、現在に飛ぶのか!それは、1年に1度だけ年賀状を作成するときにお世話になっているハンコ屋さんでの出来事にあります。また、11月に入ってから、ホームズの体調があまり思わしくない。これは記録しておいた方がよさそうだと直観的に感じたわけです。

おつき合いいただける方は、このまま先にお進みください。


ホームズは16歳2ヶ月が経過し、大きな病気もなく
元気に過ごしていましたが、

最近、食欲がガクンとおちました。
もともと、寒さに弱い短毛種。冬は苦手です。
ただホームズは、仔犬の頃から雪が降ると大喜び。

わざと雪かきしてあるところに、ダッシュして
足跡をつける遊びが好きでした。

さて、先日、さすがにまずい!と、年賀状を注文しに訪れた1年に1度だけお世話になっているハンコ屋さん。

60代くらいのご夫婦が営まれているお店ですが、奥様の胸元には、お孫さんと思しき赤ちゃんの姿がありました。

すっぽり頭からくるまれて、抱っこされていたので
赤ちゃんだろうな~と思いながらも、
そうではなかったときの可能性も(って、どんな可能性だ?)
頭にぼんやり浮かべつつ、注文を終え、
帰り際に「よく寝ていますね…」と声をかけました。

お顔をみせてもらった赤ちゃんは
気持ちよさそうにスヤスヤと眠っていました。
そして次の瞬間!

【◯月◯日生まれ】
というのを聞いて驚きました。
ズグーンと胸を抉るような記憶の情景と
目の前に眠る赤ちゃんの無垢な表情が交錯して
なんとも奇妙な感動と
どうして、今、この瞬間に
この事実が突きつけられたのだろうという
純粋な疑問が湧き上がってきました。

なんという奇遇、なんという衝撃。

目の前で眠る赤ちゃんの誕生日と
バセンジー兄弟の弟【まさむねの命日】が
同じ日にちだったのです。

単なる偶然…確かにそうでしょう。

何かしらの意味を求めたくなるのは
完全に私のエゴです。

けれども、この日のこの瞬間このタイミングで言葉を選んで、奥様に話しかけたからこそ、この事実を知ることになったわけです。

私は、まさむねから【もう大丈夫だよ…。】と
優しく頰を撫でられたような気がしました。 

一年に一度きりの再会と一年に一度の命日。

偶然の瞬間をキャッチしたこの時の感情を
しっかりとかみしめたい。そう感じたのでした。

 

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ホームズは、誕生から16歳2ヶ月超。
我が家に来てから16年が経過し
17年目に突入しました。

食欲は落ちても、元気だけはあって
お散歩のときは、若いモンには負けん!という
健脚ぶりだったのですが、

2週間前に、ハッスルし過ぎた衝動で
左前脚を怪我してしまいました。

骨折はしていなかったので、すでに回復しましたが
たまに、まだ、痛いアピールをします。

もともと、モノマネが得意なホームズなので
本当に痛いのか、気を引きたいだけなのか、
見極めが難しいところ。

まさむねにしても、
ホームズにしても言えることは、
シニア犬の【興奮状態】の継続は危ないです。
本当に元気なだけなのか…
しっかり、観察したほうがよいです。

癲癇気質のまさむねの場合は、
興奮状態が続くのは、危険のサインでした。

発作が出る前には、
必ず、瞬間的に興奮が過ぎる時間がありました。

同じ兄弟犬であっても
ホームズの脳には器質的な異常は、
今のところありません。

けれど、興奮し過ぎることは、
体内の循環動態に直結します。
血圧の上昇や腎臓への負荷など様々な影響を
引き起こします。

特に、人間と同様、シニア犬も、
年齢と共に、身体の機能は低下していきます。
一度ダメになった機能の回復は見込めません。
現状維持が最大の目標ですが、
少しずつ確実に衰えていきます。

まさむねという相棒を失ったという事実が、
【ホームズの精神】へ与えた影響は、
想像を絶する計り知れないものでした。

1人になるのを極端に嫌がるようになりました。
失禁も増えました。

失禁は、
一緒に寝るようにしたことで
徐々に、落ち着きましたが、
お留守番は、できなくなってしまいました。
設置したカメラから、
目覚めた直後に
我を忘れて、パニックになることが判明。

一度、大変な事故になりかけたので
それ以降、お留守番はやめることにしました。

見えない右眼の視覚を補うべく、
【超犬的に】発達していた聴覚にも、
陰りが見えてきた今日この頃。

唯一、光を捉える左眼も、
白く濁っています。

幼少期からトイレの失敗が多かったホームズですが、
やはり…、目に見えての失敗は、増えています。

それでも一生懸命、
毎日を生きようとしているホームズ。

1日1日を誠心誠意、
ホームズ自身が生きることを放棄しない限り
お互いに気持ち良く過ごせる日々を
大切にしていきたいです。

 

バセンジー 兄弟【ま・ホーの子育てならぬ犬育て】日記。ゆっくりのペースではありますが、更新していきますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

 

皆様の犬生が、穏やかで歓びに満ちた毎日でありますように、心よりお祈り申し上げます。よいお年をお迎えくださいませ。

 

こうゆづ☆