バセンジーだもの★唯我独尊の犬との暮らし

バセンジー兄弟犬とのユーモラスな日常を書いています。

【コラム②】犬との暮らし、バセンジー犬とのはじめ方

ご訪問いただきありがとうございます。
こうゆづ☆です。お久しぶりの更新です。
2頭のバセンジー兄弟と15年と10ヶ月、一緒に暮らしてきた私の体験から感じるバセンジーの真実を、おとどけします。
おつき合いいただけると、嬉しいです。

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バセンジーと一緒に歩いていると、
日本人より、海外の方に声をかけられます。
アフリカ大陸が近いからか
ヨーロッパではメジャーな犬種のようです。
バセンジーと暮らしたことがある人は 、
親近感がわくのか
「うちも、バセンジーいるんですよ。」
と、気さくに声をかけてきます。
日本国内では、珍しい犬種に含まれるので
【バセンジー好き=同志=絆】
のような公式が生まれやすいのでしょうね。

犬と暮らした経験がある方なら
体感的に理解できると思いますが、
犬が暮らす場所が室内か室外かで、
準備するもの、物理的な場所の確保などが
大きく異なります。

主に暮らす場所が〈屋外〉であるなら、
最低限【犬小屋、食事・飲水用の皿、首輪、リード】があれば、生活を始めるにあたっては、十分でしょう。

仔犬のうちは、夜は屋外を避けて、
玄関など風が直接あたらない場所を
確保してあげるとよいかもしれません。
犬小屋を設置する場所は、
直射日光があたる場所を避けること、
人が頻繁に出入りする扉付近を避けるなど、
小さな気配りは必要でしょうが、
受け入れの準備は、
家族の心ひとつで、整うことでしょう。

さて、問題は〈室内〉で暮らす場合です。
人間の生活圏に、犬がいる暮らしは、
人の子(赤ちゃん)を受け入れる際の準備と
大きくは変わらないような気がします。
つまり、それだけ細やかな心遣いが
必要になってくるということです。
仔犬の時期は、とてもかわいい。
そして、とても短い。
あっという間に成犬になってしまいます。

準備の中には、
室内で人間と共存するための
【しつけ】も、当然、含まれてきます。
もちろん、室外犬であっても

  • 人に飛びかからない
  • 噛まない
  • 無駄吠えをしない
  • 拾い食いの禁止

など、最低限のしつけは必要です。
しつけは成犬になってしまうと
犬種によっては、なかなか険しく、
一筋縄では、いかなくなってしまいます。

『Before you get your PUPPY』の本の中で、
イアン・ダンバー博士は子イヌの学習期限は
生後3ヶ月までが勝負だと述べています。

  1. 飼い主が犬について学ぶ:子イヌを探し始める前に

  2. 子イヌの発達の判断をする:子イヌを選ぶ前に

  3. 失敗させない排泄のしつけ:子イヌが家に来る前に

  4. ヒトへの社会化:生後12週齢までに

  5. 噛みつきの抑制:生後18週齢までに

  6. 外の世界を楽しむ:生後5ヶ月までに

 1-3においては、
子イヌと暮らし始める前に
飼い主が犬の生態をしっかりと学び
犬との暮らしを
シミュレーションしておくことの
大切さを伝えています。

以下は、
室内で生後2ヶ月のバセンジー2頭と暮らす際に
あらかじめ、我が家で準備したものです。
多頭になるほどに
必要なものの数は、増えていきます。

  • サークル(プレイルーム)
  • クレート
  • トイレ・トイレシーツ
  • コルクのマット(すべり防止のため)
  • 飲水用の皿
  • 食事用の皿
  • 噛むおもちゃ
  • ドッグフードなどの食事(2週間は、ブリーダーさん指示のもの)

特に、レーニングで大事なことは
やはり、噛みつきの抑制です。
犬は約1年で成犬になるといわれていますが、
中でも【甘噛み】が発達する期間、
レーニングが入りやすい期間は限定的で、
永久歯の犬歯が生え始める〈生後4ヶ月半〉頃には、終了してしまうのだといいます。

我が家では、この仔犬の時期〈約1年間〉を
ほぼ相方がつきっきりで面倒をみて、
レーニングを行いました。
自宅で仕事をしている時期だったので、
都合がよかったのです。
基本的に、私がお休みの時に、
相方が出張するように調整をしていたので、
バセンジー兄弟だけで
1日中、お留守番をすることは
仔犬の時期は、少なかったと思います。

〈トレーニングしてよかったこと〉

  • クレートに素直に入り、外出ができる。
  • ゲージに入ることに躊躇せず、安心して留守番ができる。
  • 食べているときに、口の中や器に手を入れても、噛まない。
  • 1日2回の歯磨きを嫌がらない。
    (ボンは歯ブラシは苦手。布で拭いていました)

〈トレーニングで、とうとう身につかなかったこと〉

  • 拾い食い(特に、タマコは、乾いたウンチが好き)
  • 洗顔(シャワーは平気ですが、顔だけは今でも抵抗されます)
  • 呼び戻し(家の中ではできますが、
    ドッグランなど外で興奮しているときは、
    まず戻ってきません。疲れるまで、走っています)

バセンジーは、
身体能力は低くないと思うのですが、
アジリティーなど競技を教えるのには、
かなり根気を要すると思います。
自我が強いので、
『やりたくないこと、やる必要のないことは、わかっていてもやらない』
その信念は、かなり強いと思われます。
食べることが好きな仔犬の場合には、
条件付けができるので、
比較的入りやすいかもしれません。

我が家のボール遊びは、
いつの間にか、
破壊遊びに変わってしまっていたので、
まぁ、いいか!と、
楽しみにしていた本来のボール遊びを
覚えさせることは、諦めました。

ところで、バセンジー兄弟には
「おて・おかわり」を一度も教えていません。
最低限の号令だけ教えたので、
なんの芸もありません。
散歩中に、犬好きな人が声をかけてきて、
必ず試すのが「おて」ですが、
その概念を知らないバセンジー兄弟は、
いつも「なに?」と首をかしげていました。
愛想のない、素っ気ない犬と
思われたこともありましたが、
知らない人と対峙する
バセンジー兄弟の反応が面白いので、
教えてないことをお相手には伝えずに、
ひそかに、その反応を楽しんでいました。
なはは。性悪~!

サークルについては、
犬たちの成長、あるいは、引越に伴い、
相当、試行錯誤を繰り返しました。
最終的な形に落ち着くまでに、
かなりのお金と時間と労力を投資しましたね。
なぜ、そこまでやったのか…
今でも、当時の行動は解せません。
たぶん、必死だったのでしょう。

試したことについては、
少しずつ、コラムで紹介していきます。
お楽しみに!

 


最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

Kohyuzu(こうゆづ☆)