バセンジーだもの★唯我独尊の犬との暮らし

バセンジー兄弟犬とのユーモラスな日常を書いています。

【第9話:手術する】はじめて〈ま・ホー〉離れ離れで過ごす

ご訪問いただきありがとうございます。
こうゆづ☆です。
第9話は、生後102日。ホームズが眼科の手術をしたときのエピソードです。体重は5㎏前後で推移中。はじめての爪切り、二人遊びをセーブした時間の苦労話など、愛情いっぱいにお届けします。おつき合いいただけると嬉しいです。

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我が家に、二頭のバセンジーがやってきた!

原産国は中央アフリカ、灼熱のコンゴ共和国
生まれは道産子、江別市
飛行機でひとっ飛び、はるばるやってきましたお江戸、東京。

我が家にま・ホーを迎え、1ヶ月超。

相変わらずのマイペースぶりを発揮して
たくましく、凶暴に成長しているバセンジー兄弟。
破壊のスピード感も、絶賛安定上昇中。

翌日に、タマコの眼科の手術を控えての前夜。

はじめての【爪切り】をおこなう。

まずは、ボンから。
あっという間に、あっけなく終了。
拍子抜け。
やすりをかけるときも
なされるがままに、寛いでいる。

『なにかしたの?』という、
とぼけた表情でみつめる大物ぶり。
そうして、次の瞬間には、
おもちゃの破壊へ、一点集中。

続いて、タマコ
おとなしくしているな、よしよし。
そうして、爪を〈パチン〉と切った瞬間、
今まで聞いたことのない声で
ギャイーンと、悲鳴をあげる。

その悲壮感溢れる大音量に
私たちはもちろん、
ボンも、おもちゃを手放してしまう。

一同、驚愕。

どこから、発しているのかと思うほどの
大悲鳴。

まさか、爪を切り過ぎたのかと
心配するも
まったく、血がにじむ気配なし。

おそらくは、爪を切った音に驚いたのだろう…
と、推察してみるが、
よく分からない。
原因は、不明であるが、
我々も、ひるんではいられない。

再度、爪切りにトライ。

二度目は悲鳴なし。
はじめての音に驚いただけなのか?

よく分からない。

動揺を隠せない、大人たちなのでありました。

あっ、ボンは、
一度手放したおもちゃを
何ごともなかったかの如く
再び、噛みしめておりました。

 

このような感じで
明日の手術は、大丈夫なのかしら。

不安を感じつつも

ボンは、かあちゃとお留守番。
タマコは、とうちゃと病院へ。

10時に預けて、16時にお迎え。
無事に終わって一安心。

ゼリー状にかたまった水分が
なかなか抜けず
予想以上に時間がかかったらしい。

1.5倍ほどに膨らんでいた右目は
この注射によって、眼圧がさがって
小さくなっていく予定。

2-3週間、様子見て
追加の水を抜く手術をするか
決めるとのこと。

私は、今まで手術も解剖も
臆することなく立ち会うことはできたけれど
唯一、直視できなかった手術が
眼科の手術。
とにかく、目にメスを入れる感じが
怖くてたまらない。

なので、タマコは
本当に、よくがんばりました!

エリザベスカラーをつけて
戻ってきたタマコは
それだけで、なんだか痛々しい。

一方、手術を意に関せずのボンは
タマコと遊びたくてたまらない。

2、3日は安静の指示。

バウバウ・ガウガウ祭りは、お預け。

留守番中のボンは、やっぱりマイペース。
そうして、明るくてひょうきんな犬。
やることなすこと
行動が大げさでユニーク。
ネコのように、アート作品を
みせにくるボン。

ここまで、削ったよ…と満足気。

タマコが戻ってきてからは、
なぜ、区切られているのかわからない
〈プレイルーム〉に、ご不満。
何度も、タマコ目がけて
突撃しようとする〈ボン太郎ゴールド〉

タマコを心配する大人たちの様子に
やきもち?も、手伝って
ご機嫌斜めの〈ボン〉なのでした。

タマコの左目(健在なほう)は
角膜変成の進行は
今のところ、認められないとの診断。

ひとまずは、ホッとする。

大事な大事な瞳を
少しでも長く維持するために
たとえ、気休めであったとしても
点眼は続けていこう!と
心に誓った
とうちゃとかあちゃでありました。

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手術…その後は…?

追加手術をせずにすみました。
徐々に水は、抜けていき
健常の左目よりも、
小さくなっていきました。

当初、〈梅干し〉のように
小さくなると
いわれていた経過は
確かに、
〈中らずと雖も遠からず〉であったかも
しれません。

ただ、イメージしていたような
しわくちゃな縮み方ではなく
時間をかけて
ゆるやかに、小さくなっていく

小粒梅のような形への移行。

手術以降、1日たりとも
欠かしたことのない点眼。
もはや、手放せなくなった点眼薬。

点眼が【御守】のようになった今も
タマコの左目は、
年相応の〈白濁〉を帯びながらも
2019年8月現在、いまだ健在です。

独眼がサマになっている
ハンサムなおじいちゃん犬です。 

 

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◆手術した日
ボン:5.0kg /タマコ:4.8kg

◆トートタロットでズバリ!
Ⅷ. Adjustment + Knight of Swords

なにが正しいのか…
タマコにとって、一番よいと考えられる
選択をするだけ。
一生懸命、頭を絞って
だからこそ、決断はシンブルに。
そして、堂々と。

選択は、いつも必然。

目的のために、一直線最短距離でむかう。
ベストな距離をはかって
短い時間で負担が少なくて済む方法で
ズバッと切り込む。

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最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

Kohyuzu(こうゆづ☆)

 

 #Basenji #家族 #兄弟 #眼科 #手術
 #爪切り #セパレート #

 

 

 

【第8話:流血する】跳ねるボン、じゃれるタマコに泣く〈かあちゃ〉の巻

ご訪問いただきありがとうございます。
こうゆづ☆です。
第8話は、我が家にやってきて1ヶ月。急速に体重が増えてきて、5㎏に到達。ますます馬力ともなう【破壊】を繰り返す愛犬〈ま・ホー〉に手をやく、我らの【泣き】のお話です。おつき合いいただけると嬉しいです。

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我が家に、二頭のバセンジーがやってきた!

原産国は中央アフリカ、灼熱のコンゴ共和国
生まれは道産子、江別市
飛行機でひとっ飛び、はるばるやってきましたお江戸、東京。

我が家にま・ホーを迎え、はや1ヶ月。

早いような短いような…。
身体もグングン大きくなってきました。

我が家の住宅事情も
だいぶ分かってきたのか、適応力を発揮して
自分たちが行動してよい範囲も
なんとなく、分かり始めた様子。

なかなかに、察しがよいバセンジー兄弟。

そうして、体重増加に伴い
破壊力、突破力も2倍速で成長すること限りなし。
限界を忘れた暴走ぶり。


タマコは、相変わらず
トイレシーツ・ラブ♡

目の敵のように破る、破る、破る。

とにかく、ビリビリに引き裂いて
中身を出すことが、目下の目的らしい。

 

ボンは、相変わらずかじる。
噛みちぎる。

〈とうちゃ〉が、これなら長持ちするかもと
意気揚々と買ってきた骨の形をした木のおもちゃ。

渡したその日に、原型を失う。

止めなければ、
早くも、中央で真っ二つに
折れてしまったことでしょう。

一心にかじることで、
煩悩を払うかのごとく
一点集中。

ものすごい勢いで、
思いもよらないアートを作り出していく。
まさに、天才、まさに、職人
なんという、クリエイティビティなのでしょう。

爪のあかでも煎じて飲みたいくらいの
創作への熱量。あくなき追究。

創作に熱中する
バセンジー兄弟を尻目に
助手の我々は、お片付けに忙しい。

 

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こうしてお片付けをしていると
タマコは、私の髪の毛にじゃれるように
絡みつくようになってきた。

そうして、その瞬間は
唐突にやってきた。

いつものように猫じゃらしと
遊ぶかのごとく
髪の毛にじゃれるタマコ

次の瞬間、

『ガブリッ!』

〈いた―イイ…!〉マジですか。
痛いんですけど
耳ちぎれてないっすか?

はい、耳は、ちぎれませんでしたが
歯形がくっきり
赤色のものが、ポタリ…とおちた。

甘噛みの域を超えた痛みが
私の耳を貫いた瞬間でありました。

涙・なみだ・ナミダ

犬と暮らして云十年。
はじめて、犬にかまれて
流血しました。

さすがに、まずいと思ったタマコ
オズオズと後ずさるタマコ
スゴスゴと距離をとるタマコ
上目遣いでみつめるタマコ

だけど、その実
瞳の奥は、ランランと輝いている。
これは、確実に
〈次もやるな…〉と確信した私。

すると、
オモチャに夢中だったはずのボンが
跳ねるようにやってきて
すごい勢いで、タマコにアタック。

教育的指導なのか
はたまた、ただ
遊びたいだけだったのか

それにしても

絶妙なタイミングで飛んできたボン

こうして、
素晴らしいタイミングで
タマコに
耳を齧りすぎてはいけないことを
教え込んだボンなのでありました。

これは、できない!
ひとさまには、真似できない

間髪おかない見事な間(マ)です。

ますます、バセンジーという
何を考えているか
まったくもって、謎めいた犬の
そうして、
兄弟としてやってきたことの
不思議を感じずにはいられない

出来事でありました。

私の流血は思ったよりひどく
心が折れた流血事件として
深く記憶に刻まれたのでした。

まぁ、耳は血がでやすいんですよね。
それにしても、おっかねぇなー。

その後は…?

【タマコ】から二度とは
耳を齧られることはありませんでした。
そうして、なぜか
髪にじゃれるのもよくないことを
覚えてくれたようでした。

跳ねる【ボン太郎ゴールド】に感謝! 
結果、All right★Good Job!

 

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◆流血事件で心折れた日
ボン:5.0kg /タマコ:4.8kg(

◆トートタロットでズバリ!
XVI. The Tower + Princess of Cups 

まさかの【流血事件】勃発!
不意打ちの激痛だったのだよ、ホームズ君
でも…タマコは、ただただ
心のままに遊んでいただけなんだよね
夢心地の髪の毛にじゃれる歓びが
突如、〈かあちゃ〉の叫びによって
強制終了となり
なおかつ、ボンから間髪入れないアタック。

かあちゃにとってもタマコにとっても
ショッキングで
ある意味、幻のような出来事でした。

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最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

Kohyuzu(こうゆづ☆)

 

 #Basenji #家族 #兄弟 #アート #流血
 #教育的指導 #社会性 #クリエイティブ

 

 

 

【第7話:参加する】はじめてのパピーパーティー★ま・ホー大型犬に挑む

ご訪問いただきありがとうございます。
こうゆづ☆です。
第7話は、我が家にやってきて約1ヶ月。生後100日たらず。〈ま・ホー〉がかかりつけ医主催の【パピーパーティー】に、はじめて参加したときのお話です。ご一緒したのは、プードル3頭とチワワ1頭、大型犬のミックス1頭、月齢は同じくらいのパピーが集結。一期一会のおつき合い、最後までお読みいただけると嬉しいです。

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我が家に、二頭のバセンジーがやってきた!

原産国は中央アフリカ、灼熱のコンゴ共和国
生まれは道産子、江別市
飛行機でひとっ飛び、はるばるやってきましたお江戸、東京。

我が家にま・ホーを迎え、はや1ヶ月。
車で約15分、やってきました〈Peppy Party〉会場。

幸いにして、
クレートに入るのも
車に乗るのも
どうでもよさそうなバセンジー兄弟。

この呑気というか、陽気というか
新しいこと、はじめてのことに対する
無頓着な感じ。
実に、なにを考えているのか
〈よくわからん…〉と思うのだけど、
とりあえず、嫌がらないことは
とてもありがたいです。

そう、ありがたいはずなのだが…
…なにかが、引っかかる。


この違和感は
実家で一緒に暮らしていた
シェパードのミックス犬〈ちょびクマ〉
彼のエピソードに起因することに気づく。

ミックス犬の彼には
【車に乗る=病院に行く=嫌な場所】
このような方程式が
たった、一度の通院で
みごとに成立していた。

車に乗るとなると
気の毒なほど【抵抗】をみせたのである。

病院の駐車場で車をとめ
そこから、1mにもみたない
病院の自動ドアまでの距離を歩くのに
絶対【NO!】という意志表示。


このような光景が、
しっかりと刻まれていた私にとって
バセンジー兄弟の行動は【のれんに腕押し】
なんとも、解せない…。
そして、物足りないのである。

たまに、動物病院の横断歩道の途中で
ピタッと停止し、
テコでも動かない犬を発見すると、
主(あるじ)泣かせとはいえ
可愛いなぁーと、しみじみ思ってしまう。

このようなことを思い浮かべつつ、
パピー会場で
5頭の犬たちとご対面。

急に、現れた犬仲間に
一瞬、戸惑うようなそぶりを見せた。

と、思ったのも、束の間
いつの間にか、お互いに挨拶を始めている。

パピーがワチャワチャと
無秩序に歩き回っている様子が
なんとも微笑ましい。

はじめての犬たちに対して
不思議そうな面持ちを浮かべて
遠慮がちに挨拶をする〈ボン〉
ひるむことなく果敢に
犬たちの輪に、突っ込んでいく〈タマコ〉

おもしろいことに、
自分より小さな犬
プードルやチワワに匂いを嗅がれるときは
神妙な面持ち、カチッと仁王立ちスタイル。
時間がとまったかのように、
微動だにしないバセンジー兄弟。

一方、大型犬に対しては
まったく躊躇せずに
『バウバウ★ガウガウ』
勢いよく飛びかかり
相手の匂いを確かめるのに余念がない。

大型犬の前では
本来のバセンジー気質そのままに
完全に、落ち着きの情動を失っている様子。

〈あそぼ、あそぼ、あそぼー〉と
興奮して、つきまとう姿は、
まるで、恋して暴走するストーカーのよう。
2頭の見事な連携プレーで、
両側から大型犬を挟みうち。

狙った獲物遊び相手は、逃さない!

さすがは、オオカミの血統に近いといわれる
【古代犬バセンジー】である。

大型犬とはいえ、同じ月齢のパピーである。
さぞかし、2頭を相手するのは
疲れたことでしょう。
お世話になりました。

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普段から、タマコはボンと遊ぶとき
とにかく、首(喉)に、食らいつく。
おかげで、ボンの首筋は、ほんのり桜色。
ちょっと痛々しく、なまめかしい地肌の色。

ここまでやられても
ボンは、タマコになされるがままに
首を差し出すべくして、提供し続けるのである。

ちなみに、ボンはタマコと遊ぶとき
タマコの首に食らいつくことは、稀である。
よほど、嫌な思いをしない限りは
タマコの好きなようにさせている。
痛みに鈍感なのか、はたまた、
遊びの一環であるという認識なのか
奔放な〈忍耐強さ〉を発揮する〈ボン〉。

ボンの方が体格がよいため、
本気を出したら、
恐らく、ボンの方が【強い】であろうと
わたしたちは見ている。

だから、本当に嫌なときだけ
タマコに警告!
首を〈カプカプカプチーノ
こうして、遊びの指導をする。
その扱いや、心得たものである。

こうした〈遊び〉の傾向があるため、
初対面の犬たちに対しても
タマコが、首を執拗にねらうのではないか
そのような懸念があった。

ところが、予想に反し
バセンジーの本質なのか
タマコの本能、ポテンシャルがなせるものなのか
ボンと遊ぶときのような
激しいテンションになったのは
幸い、大型犬の前だけであった。

こうして、とりあえず
他の犬を傷つけることなく
無事にパピー会場を後にしたのでありました。

 

そうして、外出ついでに
おまけで、ほんの少し

外のお散歩も、初体験してみました。

初めて歩くアスファルト
人工的な匂いに興味を示す〈ま・ホー〉たち。

2頭仲良く、クンクンと探索する動きは
示し合わせたかの如く、シンクロしている。
とても面白い。

ますます、バセンジー兄弟の
謎行動と生態に
はまってしまいそうな予感。

はじめてのお散歩は、15分。
匂いを嗅ぎまわることに集中した15分。

まずは、お江戸の空気になれることから始めよう。

そんなこんなで、
パピーパーティーと、お散歩と
一度の外出で二度たのしい!
はじめての体験に心躍った
〈ま・ホー〉と大人たちでありました。

 

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◆はじめてパピーパーティーとお散歩を体験した日
ボン:5.0kg /タマコ:4.8kg

◆トートタロットでズバリ!
4.The Emperor + Cups6

社会的規範に基づいた遊び
公の場では、ルールを守って、楽しく遊ぶ
その第一歩を踏み出した〈ま・ホー〉たち

もちろん、生後2か月まで、両親犬のもと
他の2頭の兄弟たちと培ってきた遊びがある。
そのベースを活かしながら、
より高度な遊びを経験していく。

バセンジー兄弟を生温かい眼で見守りつつも
責任の源は、我々にある。
喜びや楽しみの中にも、規律がある。

そんな印象を抱いた2枚のカード。
想像以上に、深いところを突いてくる
だから、カードは面白い。

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最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

Kohyuzu(こうゆづ☆)

 

 #Basenji #家族 #兄弟 #パピーパーティー
 #大型犬 #シンクロ #条件づけ #散歩デビュー

 

 

 

【第6話:外出する】ま・ホー新年を迎えて、はじめて実家に行く

ご訪問いただきありがとうございます。
こうゆづ☆です。
第6話は、愛犬ま・ホーを伴い、相方の実家へ新年のご挨拶に出かけたお話です。夏なのに、お正月?季節真逆のエピソード、おつき合いいただけると嬉しいです。

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我が家に、二頭のバセンジーがやってきた!

原産国は中央アフリカ、灼熱のコンゴ共和国
生まれは道産子、江別市
飛行機でひとっ飛び、はるばるやってきましたお江戸、東京。

我が家にま・ホーを迎え、初めてのお正月。
そして、病院以外の場所への初めての外出。

好奇心たっぷりのま・ホーたち。

クレートに顔だけ突っ込んでは、後ずさり…。
録画を自動再生しているかのような動き。

幼児が同じことを繰り返しおねだりするのと似ている。

なにが楽しいのか、大人になってしまった私には
全く不可解な行動なのだが
当人たちには、最重要事項とばかりに
一心不乱に、取り組んでいる。

これはこれで、見ている分には興味深いのだが

本日の目的は、クレートに入って車に乗ること。

今後のクレートトレーニングの必要性を感じながらも、
とりあえずは、おやつを使ってクレートへ誘導。

案外、すんなりおさまった。
食べ物効果は、偉大です。

さてさて、車に揺られること90分。
車に酔うそぶりも見せず、
クレート内で騒ぐ様子もなく

順調に目的地へ到着する。有り難いことです。

動物好きの義母の熱烈な歓迎を受けつつ
挨拶もそこそこに、リビングへと放つ。

大方の予想どおり

忙しないこと、落ち着かないこと
右往左往、縦横無尽、大興奮のま・ホーたち。

バセンジー兄弟に構ってもらいたい
義母をはじめとする人間サマを蹴散らし
あらゆるところを探検開始。

ま・ホーにとっては、大冒険。
隅々の匂いを味わい尽くす、はしゃっぎっぷり。

テトテトテト…トトト…タタタタタ

吠えることがないので
足音だけが響き渡るというシュールな光景。
我々は、なにをみせられているのだろうか…。

主導権は、〈ボン〉にあるのか
〈タマコ〉は、ボンの後ろを追いかけるようにして
順々に歩いている。

ひととおり、探検が終わると

食いしん坊のボンは、キッチンを丹念に
取り調べ始めた。
段ボール、紙袋、ゴミ箱
あらゆる、穴空間をみつけては、顔を突っ込んでいる。

はじめてのあまおう苺に
ご満悦。ウマウマ、んまーい!
つぶらな瞳が、ますます輝きを増して
ご機嫌MAX。やる気がみなぎっている。
やるぞ!やるぞ!…えっ、なにを?


一方、ホームズはぬくぬくのこたつをみつけて
躊躇なく、こたつ布団のなかに入り、
においつけをするような動作で
うねうねと転がったあと、
主のごとく、山のごとく、寛いでいる。

なんとまぁ、対照的な兄弟であることか!

ボンは、やっぱり、食べることが好き。
そして、ヒトに愛想を振りまいて歩く。
だからこそ、きっと、今後の躾は入りやすいだろう。

問題は(あくまで、ヒト目線で見た場合)
タマコである。

そもそもが、シャーロック・ホームズなのだ。

彼は気高いバセンジー気質をもつ
自由奔放、気まぐれな質なのだ。
〈一筋縄ではいかぬ〉は、承知である。

自宅以外の場所に放つことで
ひと味違った
バゼンジ―〈ま・ホー〉の個性があふれだす!

これからのやんちゃっぷり成長が楽しみな
バセンジー兄弟なのでした。

 

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それにしても、仔育ては、本当に体力勝負なのね。
移動で疲れたのは、大人たちばかり。

ま・ホーは、疲れそっちのけで
自宅に戻ってからも、
また、クンクンと
初めて我が家にやってきたときのようなそぶりで
あちこちに、マーキングを始めたのでした。

【トイレトレーニング、やりなおし決定!】

そうして、正月3日で、全員体重増加!
デブーラぞろい。ぶーらぶら♬
全員で、運動せねば!
お散歩デビュー、10日後にせまる冬。
一大決心をした〈かあちゃ〉なのでありました。

 

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◆はじめて実家に挨拶にいった日
ボン:4.6kg /タマコ:4.4kg(6日間で1kg増)
食事:80g/day/4回+αを完食

◆トートタロットでズバリ!
コートタロット4枚揃組&4元素
Prince of Swords + Queen of Disks
Knight of Cups + Prince of Wands 

ウォー!なんか色々ある。
よく分かんないけど、探検・冒険楽し-。
みんな優しくしてくれて、フレンドリーな仲間たち
食べたことない赤いやつ、うまうま。嬉しいぞぉー。
テンションあがる!どんどん、アピールしちゃおう。
犬と暮らすという夢を実現して、2頭伴い帰省する。
憧れの暮らしにご満悦、慈愛あふれる〈とうちゃ〉
とりあえず、トイレとクレートトレーニングね!
そして、目下の家族目標は、ダイエットだわさ…と
次の行先の現実的な目標に余念のない〈かあちゃ〉

トータルで、バランスをとるってことね。
火の王子と風の王子は、仲良し
相乗効果で、やりたい放題、ありのままの活力。
水のとうちゃと土のかあちゃは、コミット
豊かな感受性と静かな現実感覚
これからも、よろしくね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

Kohyuzu(こうゆづ☆)

 

 #Basenji #家族 #兄弟 #あまおう #こたつ
 #新年あけましておめでとうざいます 

 

 

 

【第5話:眼科に行く】初の年越し、ま・ホー☆名前の由来を語る

ご訪問いただきありがとうございます。
こうゆづ☆です。
第5話は、愛犬ま・ホー2頭が我が家にくることになった【きっかけ】について、お届けします。ホームズが【独眼】である理由が、ついに!明かされます。おつき合いいただけると嬉しいです。

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我が家に、二頭のバセンジーがやってきた!

原産国は中央アフリカ、灼熱のコンゴ共和国
生まれは道産子、江別市
飛行機でひとっ飛び、はるばるやってきましたお江戸、東京。

我が家にま・ホーを迎え、初めての年末。

今日は、普段の呼び名(ニックネーム)の〈タマコ〉&〈ボン〉ではなく、実名の【ホームズ】&【まさむね】で登場します。ま・ホー物語、はじまり、はじまり。

 

一緒に暮らす初めての犬にバセンジーを選んだ理由。
それは、賃貸の都会暮らし、共働きである我々のエゴである。

  1. 適応・順応にすぐれていること
  2. 無駄吠えが少ないこと
  3. 10kg前後(柴犬のイメージ)の犬種
  4. 手入れがしやすい短毛種であること
  5. 運動量がある程度必要な犬種

以上をふまえた上で

柴犬(できれば、まろ眉をもつ黒い毛の子)
バセンジー
ボストンテリア

3種類の犬たちが、候補に残った。

ボストンテリアは、鼻が短い短頭種である。
構造上、呼吸関連の疾患を引き起こしやすく、
体温調節が苦手なため、極端に暑さに弱い。
そのため、夏の飛行機での移動は、NGとされている。

〈鼻ぺちゃなんて気にしないわ♬〉
とてもかわいいフォルムなのだけど、あえなく断念。

最終的には、バセンジーか柴犬ということになった。

運命的な出会いは、バセンジーが先にやってきた。
日本全国を探しても、
バセンジーのブリーダーは、とても少ない。
それにも関わらず、探し始めて
ほどなくして、
4頭出産の朗報が舞い込んできたのである!

眉間のシワをなでなでしたい欲求は、日に日に高まる。
こうして、クリスマスイヴに生まれたという
【イヴ】という名前のお父さん犬を一目見た瞬間、

即断即決!

私は、このイヴの血統を継いだ仔犬と暮らすのだ!と。
イヴは、びっくりするほどの美男子。
物憂げでアンニュイな雰囲気が
眉間のシワを、より効果的に、引き立てている。

イヴのDNAを受け継いだ子らの
未来の姿を想像したとき
神経質に推理する孤高の変人
シャーロック・ホームズ】が思い浮かんだ。

活発な男の子が欲しかった私。
4頭のうち、1頭はトライカラー(黒褐色+白色)
1頭は女の子。

よって、赤褐色のバセンジーカラーの毛色をもつ
どちらか一方を、我が家に招き一緒に暮らすことに。
こうして、バセンジーの【ホームズ】は
満場一致で、我が家の愛犬〈第1号〉になった。

バセンジーを迎える準備に、胸が高まる毎日。
あと3週間ほどで、我が家にやってくる【ホームズ】
ブリーダーさんより届く成長の写真とメッセージ。

ますます、会うまでの日々が待ち遠しい。

ある昼、送られてきた写真をみて
『ん?なんだか、眼の印象が違うような気が…』
相方がそのようなことを口にした、その日の夜。
ブリーダーさんより、電話連絡が入る。

ホームズの右目の眼圧があがり、失明したとの知らせ。
恐らく、緑内障でしょうと。
犬同士の遊びの中で生じたのか、器質的なモノなのか
原因は分からない。申し訳ないと。
ホームズは、もしかしたら
遺伝的に弱い個体の仔かもしれないと。

ブリーダーさんの提案は
よかったら、もう1頭の子か、トライカラーの子
別のバセンジーの男の子にしませんか…ということ。

 

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私には別の子を迎えるという、発想も選択もなかった。

我が家に迎えるべくして、迎える前に起こってしまった
偶然の【失明する】という出来事。
ホームズが、我が家にくるという選択は変わらない。

そう、すぐに果断した私に、
相方は、突如
『んじゃ、両方にきてもらおう!』

〈えっ?あんた、なにのん気なことをいってんの!〉と
咄嗟に思ったが、口にはださない。

相方は、犬と暮らすことに恋い焦がれて30年以上。
かたや私は、子どもの頃から犬と共にある生活。

共働きで、狭い賃貸での暮らし。
はじめて犬と暮らすのに、
初っ端から〈2頭なんて、ありえへん!〉

却下。
そう思ったが、ここは、まず、相方の言い分を聞く。

犬って、基本的に集団生活スタイルでしょ。
ホームズは、〈片目が見えない〉ってだけだけど、
今後、どのような想定外の出来事が起こるか未知数だし、
もう1頭の兄弟犬と一緒にきてもらって
面倒を見てもらおう!
うんうん、我々も共働きで
1頭残すのは心配だし、2頭ならちょっと安心。
いやー、我ながら、いいアイデアだー。

なぬ~!

なんですとーぉー!
〈ナイスアイデアじゃん…〉と、
瞬時に、受け入れてしまった私。

この時点で、すでに
2頭我が家にやってくる計画は
始まってしまったのである。
『どちらに、するか…』
それも、満場一致で即決!
トライカラーのバセンジー

そういう訳で、ホームズの独眼の報告から
1時間かからずして
我々は【まさむね】を迎えることにしたのである。

運命とは、不思議なものです。

そして、大方の皆様の予想通り
【まさむね】は、独眼竜政宗
すなわち、伊達政宗公からサクッと頂戴して
名付けたものであります。
この名前も、私の〈鶴の一声〉で即決と、相成りました。

後々、〈えっ?独眼でない子が【まさむね】なの?〉と
突っ込まれるようになり
説明がなんとも、面倒なことになるのですが
それは、また、別の機会のお話に。
 

そういうわけで、2頭、一緒にやってきた

バセンジー兄弟〈ま・ホー〉。

ホームズの眼科受診は、必然・必須事項であります。
眼科の専門医にかかった結果、

緑内障で失明した右目だけでなく
左目も、角膜委縮がみられるとの診断。

将来的には、
両方ともみえなくなる可能性を指摘され、
なんとも、過酷な宣告をうけた日と
なったのでありました。

そうして、失明した右目に関しては
眼圧があがることで
貯留してしまった水分(眼房水)を抜く処置を
おこなうこと

その後は…

  1. 自然のままにしておく。
    梅干しのように、シワシワした状態へと
    しぼんでいくのをゆっくり待つか
  2. 見た目をよくするために
    義眼を入れる手術を行うか

という提案でした。

さすがに即決できず、
持ち帰り検討することに。

当の本人、ホームズはいたって元気。
この幸せが少しでも長く続きますようにと

願わずにはいられない、私たちなのでした。


後日、手術はしない。
ありのままのホームズの独眼を
受け入れることを
選択した私たち。

左右の眼の大きさがかなり違うため
すぐに目が悪いことに、気づかれてしまうけれど

結果的には、それでよかったのだと
今でも、そのように感じています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆眼科手術(義眼)をしないと決めた日
ボン:3.6kg /タマコ:3.4kg
食事:60g/day/4回を完食

◆トートタロットでズバリ!
Ⅶ.The Chariot + Wands5(Strife)

ホームズは独眼で生きていく。
その未来は、決して楽観視できるものでは
ないかもしれない。
それでも、前を向いて歩く。
家族一緒に、みんなで守る。
大事なのは、一致団結する力。
決断したら、もう迷わない。
攻守あわせもち、精一杯、前をむいて。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

Kohyuzu(こうゆづ☆)

 

 #名前の由来 #家族 #Basenji #眼科受診
 #決断 #緑内障 #独眼竜まさむね

 

 

 

【コラム①】〈バセンジー〉って、どんな犬? 暮らしでみつけた真実の姿とは

ご訪問いただきありがとうございます。
こうゆづ☆です。
今日は、2頭のバセンジー兄弟と15年と9ヶ月、一緒に暮らしてきた私の体験から感じるバセンジーの真実を、ご紹介します。
おつき合いいただけると、嬉しいです。

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〈A〉佐草一優(2002)「犬のベストカタログ138」日本文芸社.
〈B〉福山英也(2003)「世界の愛犬カタログ131種」主婦の友社

上記、一般書店で販売されている書籍に、記載されている内容と照らし合わせてみていきます。

  • 小~中型犬
  • 体高:40-43㎝
  • 体重:10-11kg前後
  • 原産国:中央アフリカコンゴ
  • 身体的特徴:滑らかな【短毛】、色は赤・黒褐色。
    スカルの幅は狭く、額には深い【しわ】がある。
    マズルは先細。鼻筋は真っすぐ、鼻の色は黒。
    キ甲(ウィザース)は高く、背は短く真っすぐ。
    腰は強固で筋肉質。尾は軽く【巻き上げ】ている。
    喉、胸部、四肢、尾の【先端は白い斑】がある。
    目は深く位置しており、瞳は暗色。
    耳は前方にむかって、まっすぐに立っている。
    視力、聴力が非常に優れている。

〈A〉の書籍より

バセンジーの歴史は古く、エジプトの遺跡から出土した美術品や壁画にその姿をみることができます。熱帯地方で人間とともに、野生的な生活をしていました。19世紀になってから、イギリスのアフリカ調査団が母国へ連れて帰り、繁殖が始まりました。

毛色はレッド、ブラック、ブラック&タンなどがあり、首や胸、四肢、尾の先端に白い斑があります。

①きれい好きで、毛づくろいを丹念にします。そのため体臭がほとんどないので室内犬に最適です。被毛の手入れも簡単で、毎日獣毛ブラシでのブラッシングと硬く絞ったタオルで、身体をふき取る程度ですみます。

性格は利口で物覚えがよく、明るい犬です。②飼い主にも従順楽天的です。毎日リードをつけた引き運動とボールなどを使った遊びながらの自由運動を行いましょう。

 〈B〉の書籍より

数千年にわたって純潔が保たれてきた、古い歴史をもつ犬である。古代エジプトのファラオにこの犬が献上されたという記録も残っている。エジプト王朝の滅亡により、四散したが、その後、コンゴピグミー族が狩猟に使用していた。

1895年にイギリス人の探検家によって発見され、イギリスで紹介される。1937年以降に、イギリスやアメリカを中心に飼育されるようになり、吠えない犬として世界中にしられるようになった。

②’スマートで利口で従順なので訓練しやすい犬です。また、ほとんんど吠えず、身体も大きくないので都会のマンションでも飼いやすいでしょう。吠えないといっても、③’嬉しいときは、か細い甲高い声でなきます。

④他人にはよそよそしく、慣れません。利口で、無口で言うことをきく、とってもいいコ。

 
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バセンジーは、きれい好き?①

恐らく、個体差があります。

我が家では、〈タマコ〉は当てはまりますが
〈ボン〉には、当てはまらない。

しかも、毛づくろいの仕方や舐め方にも個性が出ます。

タマコは、やさしく、いたわるように
ボンは、ガシガシ男らしく?かじるように
毛づくろい的な行動をやりすぎてしまうボンは
皮膚が真っ赤になります。

短毛なので、確かにシャンプーは楽です。
冬の季節でも、タオルドライ程度の洗いざらしでも
10分ほどお互いに追いかけっこ
【ガウガウ】と、走り回れば、
ふんわりと、やわらかに、仕上がります。

ボンの皮膚は、乾燥肌。

一緒に暮らし始めてすぐに
粉ふき芋のごとく、フケがでていたため
獣医師より、処方してもらったシャンプーで洗浄。
同時に、保湿もおこなってきました。

若い頃は、1-2ヶ月に1度ほどの回数でしたが、
年を隔てるごとに、乾燥肌でかゆがることと
加齢臭ただようこともあり、
最終的には、1-2週間に1度は洗うようになりました。

何年たっても、顔を洗われるのだけは慣れず…。
顔以外は、神妙な顔でおとなしく、なすがままです。

タマコの場合は、静かに怒っているともいえる…かな。

バセンジーは利口で従順?②

うーん。これはなかなかに、難しい。
単純には、言い表せないです。

確かに、利口、利発といえばそう。
明るい、陽気な犬というのも、間違いない。

だが、従順か???そうなのか????

ボンもタマコも、我々のいうことが分かっていても
やりたくないときには、そっぽ向いてます。
チラッと顔色だけをうかがって
『聞こえてますよー!』と、言わんばかりの表情。

耳も、手旗信号のような動きで、
アンテナを、しっかりとはっているし、
我々の声を認知しているのは、確か。

だが…しかし…
呼んでも、気が向かないときは、きません。
しつこく、しつこく、声をかけて
やっと、『仕方ねぇなー』的に動きます。
舌打ちがきこえてきそうなくらいの動作です。

この辺りは、まったくもって可愛げがない。

改めて、〈従順か?〉と問われると、
人間目線からみれば、【NO】でしょう。
おそらく、バセンジーと暮らしたことがある方なら
99%!従順とはいえない…という
結論に達するかと。

バセンジー目線でみれば、
『え?何言ってんの?すごい従順でしょ!』と
得意げな声が聞こえてきそうです。

吠えないって、本当?③

はい。無駄吠えは、一切ないです。

まぁ、ムダかどうかは
一方的に、人間が判断しているわけですが…。

ムダには、吠えないという意味では、
本当にそうです。

実際、一緒に暮らしていると
吠えない代わりに、
実に豊かな表情をみることができます。

私がバセンジーと暮らしたい!とおもった
理由の一つが、眉間のシワ。
思慮深く考え込んでいるように〈みえる〉だけの
このシワに心奪われたのでした。

この額に刻まれたシワ。
心底、リラックスしているときには
すっかりシワが伸びてしまって
見えなくなるのです。
紳士から〈のびた〉への、ギャップ萌え。

そして、ムダには吠えないだけで
多彩な声色で、よく話します。

タマコは、確かに甲高いソプラノテイスト。
ボンは、野太いテノールテイスト。


特に、ボンは、実に様々な声色で要求してきます。
ホォワッ⤵(1回)
ホワッ、ホワッと続けて
ボォワッ⤴
ホエッ

ガウガウガウガウ
ガルッガルゥ

バォーン、バォーン

ウォーン、ウォーン
ブーゥ、ブーゥッ
ンーンーンー

ヒンヒンヒンヒン
ピスピスピス
クゥーンキュゥーン

ギャイン

 

タマコに限定した声👇

ヒャーフゥッ
ヒューゥワッ
バワワワワーン

声色を表現するのは、かなり難しい。

特に、病院に預けられて、痛い思いをしたり
思った要求がとおらないと悟ったときの声といったら、

それはもう、大変な騒ぎです。

普段吠えないのは、

必要なときに思い存分声を上げるため、
発散するため!と、いわんばかりに

どんな大型犬よりも、大きく、野太く、轟く
オオカミの遠吠えのような声で
ひたすら吠え続けます。ウォーン、ウォーン

その切ない声といったら…

他人には、迷惑千万であると思うのだけど、
個人的には、悲壮な声が

むしろ、かなりの演技派に聞こえてきて

その途方にくれた声に、
思わず、クスリと笑ってしまう。

めったにお目にかかれない【バセンジー】の鳴き声
だからこそ、愛おしく感じてしまうのです。

よく言われる、ヨーデルのような声
というのは、うーん、どうだろう。

ま・ホーをみていると、ピンときません。


ここで、タマコ秘話をひとつ。

散歩から戻って、足を拭いているとき
ハーネスや衣類を着脱するとき
こちらが、いつもよりモタモタしていると
ものすごく、深い溜息…を、つきます。
結構、イラっとくる瞬間です。

一瞬、腹がたちます…。
でも、すぐに、脱力してしまいます。
本当に、ユニークな犬です。

私は、バセンジー以外に
日本スピッツ、シェパードの雑種と一緒に暮らし
柴犬、秋田犬を近くで見て育ちましたが

バセンジーは、特殊だという印象はぬぐえません。

バセンジーは、犬という枠をこえた、
規格外の犬であると、太鼓判をおします。


他人には、懐かないの?④

バセンジーは、そもそも、人に媚びないです。

一緒に暮らしていても、
彼らにとって、我々は、ただの同居人です。
あるいは、同志、兄弟、友達というような関係性。

一般的なご主人様と犬という主従関係はないです。
そういった構図は、まったく思い描けない。

そして、無駄吠えがない…吠えない犬ということより
バセンジー兄弟と暮らして
何より、驚いた…ショッキングであったこと

それは【尾をふらない犬種が存在する】ということ!

ホントに尾は、ふりません。
かるく巻き上げた、立派なシッポがあるのに…。

そもそも、シッポを触っても、気にしない。

尾があることに気づいていないのでは?と思うほどの
シッポには、無頓着です。

そうして、自分からお腹をみせて
降参ポーズを、おねだりポーズをとることは
皆無です。

本当に、ビックリしました。

この2つの仕草がないと、毅然とした態度にみえるのだと
つまりは、【媚びない】犬にみえるのだということを
バセンジーと暮らして、初めて知りました。

愛情は、豊かな犬ですが
表現は素っ気ないです。

毎日の出迎えと、1週間ぶりの出迎えと
なんにも、変わりません。

至極、淡白な行動をとります。
クンクンクン、うん、とうちゃだね、お帰り。
クンクンクン、うん、かあちゃだね、お帰り。
あとは、いつも通り。

この辺りの仕草は、正直、物足りないです。

今まで一緒に暮らしていた犬たちと比して、
驚くほどに、あっさりしています。

やっぱり、尾を一切ふらないことが要因でしょう。

待ちわびていた!という表現が、
グッと抑えられ、控えめにみえてしまうのだと思います。


他人に懐かない…ということは、ありません。懐かないわけではないですが
よそよそしい感じは、確かにあるかもしれません。

人の気持ちを、かなり正確に汲むので

私たちが心を許してない人と
一緒の空間にいると、
緊張感、声の微妙なトーンの違いに
即座に反応します。

結果、我々の気持ちに寄り添ってくるために、
対峙している相手に対しては、よそよそしくなる。

つまり、我々人間側の態度に影響される部分も
少なからずあると、感じています。

一緒に暮らしている人間が
人つき合いが多く、わけ隔てなく心を許す人なら
一緒にいるバセンジーも、オープンな気質を開放しやすい。

もちろん、個体差、もともとの本質・性格に
よるところが大きいとは思いますが

人の気持ちに敏感であるとはいえると思います。

私が足を骨折したときに
お散歩の代行を頼んだことがあったのですが
こちらの心配もそっちのけに、
なんの抵抗もみせずに、素直についていって
お散歩を楽しんで、帰ってきました。

こういった屈託のなさも、
バセンジーの魅力であると思います。

 

いかがでしたでしょうか。

ボンとタマコは、同じバセンジーでも
かなり、性格が異なります。

引き続き、本編の方で【バセンジー兄弟】の日常へ、遊びに来ていただけると嬉しいです。

 

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◆トートタロットでズバリ!

ボンを象徴するカード:0. The Fool & XIX. The Sun

タマコを象徴するカード:XVII. The Star & XVIII. The Moon

バセンジー(basenji):XVl. The Tower & XVII. The Star


ボンは、人が好き。
人の輪の中、中心にいて明るさを発揮する犬。
ひょうきんで自由な精神の持ち主。

タマコは、犬好きの博愛主義がモットー。
何を考えているかよく分からない謎めいた犬。
ボンや我々の行動をジッと観察するのが得意。

バセンジー気質が強いのは、
恐らく、タマコです。

ボンの方が、我々が認識している【犬】という動物の
性質に近い〈フレンドリーな雰囲気〉をもっています。


【バセンジーという犬】は、

一般的な犬という概念が通用しない、斜め上をいく犬。
猫のような犬という表現は、ある意味ただしい。
気づくと、足元にいたり、
先っぽだけチョコッと触れていたり、
人の近くにいるのは、好きなのだけれど

我々の方から近づいていくと
露骨に迷惑そうな態度をとることも、然り。

きっと、それが自然体で希望に満ちたバセンジーの姿。
我々に心を許し、ノビノビと過ごしている証しなのでしょう。 

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

Kohyuzu(こうゆづ☆)

 

【第4話:かじる】2週間経過、ま・ホー☆はじめて首輪をつける

ご訪問いただきありがとうございます。
こうゆづ☆です。
第4話は、愛犬ま・ホーの散歩デビューに向けて、はじめて首輪をつけた日のお話と私たちの試行錯誤の日々をお届けします。

おつきあいいただけると、嬉しいです。

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我が家に、二頭のバセンジーがやってきた!

原産国は中央アフリカ、灼熱のコンゴ共和国
生まれは道産子、江別市
飛行機でひとっ飛び、はるばるやってきましたお江戸、東京。

我が家に、ま・ホーを迎えて2週間が経過。

タマコは、少しずつ自分の名前に
耳をピンッとたてて、反応するようになってきた。
よい感じ。

ボンは…まだまだ、キョトンとしている。

我々、外出時のボンの大脱走を防ぐために、
サークルで囲った部分の上前面に
網状のネットを這ってみることにした。

ナイスアイデア
きちんと、ネットが張ってあれば大丈夫そう。

しかし、ネットの張りが甘いと
甘い場所をパトロール
そうして、再び脱走トライ。
猛アタックを繰り返す〈ボン太郎ゴールド〉。

そうして、なんとも、しつこい粘り強い。
結果、やっぱり
大脱走に成功してしまうボンでありました。

可愛いやつ。

同じ兄弟でも、タマコは全く興味なし。

涼しい顔をして、お気に入りのクッションを
味わっている。

2頭の個性が違うので、
1頭ずつの部屋をつくってみたり
プレイルームとトイレをセパレートしてみたり
寝る部屋だけを別にしてみたり

色々やってみた結果、
結局、セパレートなしで、元の通り
自由に行き来してもらうことに。

相手は、お犬様。
我々の思惑どおりには、なりませぬ。

ボンは、ボール遊びに興味を示し始めた。

しっかし、ちょっと目を離すと
ボールを齧って、破壊をはじめる。
これは、我々との遊び道具に限定するのか
やはり、破壊のおもちゃにしてしまうのか
判断が難しいところ。

タマコは、目が悪いので、
我々とのボール遊びには興味なし。
噛むと、パフパフという
ボールの音を、ハムハムと堪能している。

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さて、生後90-100日をみすえた
お散歩デビューのため、
首輪をつける練習を始めてみた。

ボンは、まったく問題なし。
最初は、一生懸命に
首をまげて(なんて、柔らかい首なのだ)
首輪の端っこをかじることに専念していたが
ひととおり、味わうと
存在を忘れたかのように、ふるまっている。

我々が心配していたのは
ボンより明らかに神経質で、きれい好きなタマコ。

その上、彼は独眼なのである。
なぜ、そうなったのか…。

その話は、また別の機会に触れるとして
とかく、独眼なので
その影響がどこに出てくるのか、未知数なのである。

結果、たかが、首輪、されど、首輪。

首輪の重さは、30gほど。
体重の1%。

しかし、彼にとっては、この重さのバランスをとるのが
結構、難しいことなのだ。
頭が傾いで、まっすぐに歩けない。

うーん、これは、予想以上に
慣れるまでにかかりそうだぞ。

完全に、首輪嫌いになる前に、外す。
極力、短い時間で外して、回数を重ねていくことに。

この地道な努力の成果で
タマコは首輪のことを、

圧倒的に、嫌いになってしまう前に

なんとか、首を正中に戻して歩くことに成功。
少しずつ、歩行もしっかりしてきた。

なんとか、お散歩デビューに間に合いそうである。

ボンは、油断していると
首輪の端を、丹念に熱心に破壊してしまう。

お散歩デビューする前に、
新品の輝きを失うどころか
早くも、首輪の機能を失ってしまった。

あ然。
予想だにしなかったことである。
聞きしに勝る、カジカジBOY。

毎日毎日、まぁ、飽きもせず
よく破壊するものだよ。ま・ホーたち。


ボンは、硬いものをとにかく齧る。

タマコは、柔らかいのがお好みらしい。

その〈3大やわらか・ふんわり〉は

クッションの角
ティッシュペーパー
ペットシーツ

このペットシーツ、ビリビリ破りが
タマコの得意技に、化してしまったのである。

排泄後のシーツでなく
真新しいシーツ、乾燥したものを
ビリビリするのがお気に入り。
これには、本当に弱りました。
お金がチャリン、チャリンと消えてゆく。

柵越えの策士〈ボン〉
シーツ破りの〈タマコ〉

泣く泣く片づける大きな人間たち。
下僕となって働いている我々なのでした。
犬の仔育ては、辛抱+忍耐< 幸福…とな。

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◆はじめて首輪をつけた日
ボン:3.4kg /タマコ:3.4kg
食事:60g/day/4回を完食

◆トートタロットでズバリ!
XVI. The Tower + XXI.The Universe
ボンいわく
首輪って味わうものなのね。カジカジ。
タマコいわく
『なんだ、これ』まっすぐに歩けない。
なんで、こんなのボクにつけるんだよ。
  ん?んん?レレレのレ~♬
いつのまにか、まっすぐに歩けたよ。

〈ま・ホー〉は、いつも斜めうえ。
予測不能な玉手箱。
それでも、結果オーライ☆です。

首輪装着準備、これにて完結。

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最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

Kohyuzu(こうゆづ☆)

 

 #脱走対策 #家族 #Basenji #2週間経過
 #はじめての首輪 #ペットシーツはお好き